IVS異体字と外字の比較

IVS異体字と似た文字の形にこだわる機能として「外字」というものがあります。 外字とIVS異体字を比較すると下表のような違いがあります。

説明のため、「葛城市」のカツを「ヒカツ」、葛飾区のカツを「人カツ」とします。 また、「ヒカツ」は外字もしくはIVS異体字で表す文字で、「人カツ」は普通に表示される文字とします。

外字とIVS異体字の比較
外字 IVS異体字
対応OS Windows 95以降 Windows 8以降
フォントファイル 各自で任意の字形を作成する。 フォントとしてあらかじめ用意されている。
文章の作成者 各自で外字フォントファイルに「ヒカツ」の字形を作成する。 「ヒカツ」をIVS異体字として含むフォントを使用する。
文章の閲覧者 文書作成者の「ヒカツ」の字形を各自の外字フォントファイルに取り込む。 「ヒカツ」をIVS異体字として含むフォントを使用する。
「ヒカツ」を表示できない環境 □や?、空白になる。 ベースとなる「人カツ」になる。
「人カツ」で検索 「ヒカツ」は見つからない。 「ヒカツ」も見つかる。(逆もOK)
「かつらぎし」の変換候補 「人カツ」しか表示されない。 「ヒカツ」、「人カツ」が表示される。(Windows 8の設定変更が必要。)
UTF-16のUnicode 1文字あたりのバイト数 2バイト以上 基本的に6バイト以上
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